生活習慣病による高血圧とインスリン抵抗性の関係

生活習慣病による高血圧とインスリン抵抗性の関係

「インスリン抵抗性」とは、「インスリン(膵臓のランゲルハンス島にあるベータ細胞から分泌されるホルモン)」の効力を規定する個人の特性のことを言います。そもそもはこれは臨床的な概念であり、健康な人と比べて「糖尿病(体内でぶどう糖がエネルギー源として利用されるために必要なインスリンの不足によって起こる、高血糖と糖尿とが持続的にみられる慢性の病気)」の人の場合、同じ量のインスリンを注射しても、糖尿病の人の方が血糖値が下がりにくい傾向にあり、また、軽症糖尿病と重症糖尿病では、重症の方が血糖値が下がりにくいという結果が出ています。これによって、インスリンが効きづらいことが、糖尿病の本態の1つであると捉えた「高血圧(動脈の血圧が正常範囲を超えて高くなった状態を高血圧といい、この状態が持続しているものを高血圧症と呼ぶ)」、「高脂血症(血液中の総コレステロール、中性脂肪、LADコレステロールである悪玉の値が基準値より高く、HDLコレステロールである善玉の値が基準値より低いなど、脂質の値に異常がある状態の総称)」、「動脈硬化(動脈壁にコレステロールなどの沈着、変性などが起こって弾力性が失われ、血管が硬化した状態であり、心筋梗塞・脳出血などの誘因となる)」を招く原因ともなり得るわけです。