高血圧治療における運動の強度

高血圧治療における運動の強度

運動強度では、低・中強度の運動の場合、収縮期血圧の上昇は、ほんのわずかであるのに対して、高強度の運動の場合、血圧上昇が著明であることから、中等度でややきついと感じる程度の運動強度が理想とされています。具体的には、「心拍数(一定の時間内に心臓が拍動する回数)」が100~120拍/分、「最大酸素摂取量(体力の構成要素のうち全身持久力の指標)」の50%程度になります。また、高血圧治療における運動の種類で述べた各種の運動(ウォーキング、軽いジョギング、水中運動、自転車、その他レクリエーションスポーツなどの有酸素運動)を急に実施するのは、身体に与える負担が大きいことから、まずは掃除や洗車、子供と遊ぶことや自転車で買い物に行くなどの、生活活動の中において、身体活動量を増やすことから始めることが勧められています。近年の研究報告によると、1回30分、それも週2回程度の有酸素運動の実施だけでも、降圧効果があるという結果があります。また、1日8000歩程度の身体活動を3ヶ月実施した場合、軽症高血圧患者に対して、降圧効果が得られたという結果もあります。