高血圧症の治療方法

高血圧症の治療方法

高血圧症において、環境因子の多くを占めている生活習慣の改善は、非常に重要となってきます。しかしながらも、生活習慣の改善だけでは、正常血圧に到達することは難しいと考えられています。だからこそ、必要に応じて血圧を正常に保つようにする、降圧薬を用いることになるのです。降圧薬による治療は、「本態性高血圧(原因の明らかでない高血圧であり、高血圧のほとんどが本態性)」そのものを治すのでは、実はありません。血圧値を正常に保つことによって、合併症である「心臓病(心臓の病気の総称で、冠血管や心膜である心嚢の病気も含まれる)」や「脳卒中(脳動脈の障害により急激に意識を失って倒れ、運動・言語などの障害が現れる疾患の総称)」などを予防して、これらによる死亡を防ぐことが目的なのです。降圧薬は、ただ単に血圧を下げるためではなく、「自律神経(意志とは無関係に作用する神経で、消化器・血管系・内分泌腺・生殖器などの不随意器官の機能を促進または抑制し調節する、脊椎動物の末梢神経の1つ)」の調節や血管・心臓・腎臓・脳などの、色々な臓器を保護する作用を合わせ持っている薬剤も存在しています。