食事療法から見た高血圧3

食事療法から見た高血圧3

高血圧になるメカニズムから、その根本的な問題が、塩ではなくナトリウムの量になることは理解出来るでしょう。さらには、重層などの炭酸水素ナトリウムもまた、ナトリウム源となっているのです。調味料としては、塩分をほとんど摂取しない「ヤノマミ族」の場合、高血圧を発症する人はいないと言われています。つまり彼らは、健康に生活しているわけです。ヤノマミ族は、アマゾンの熱帯雨林から、オリノコ川にかけて幅広く居住している、南米の原住民族の1部族になります。狩猟と採集を主とした生活手段にしているのが特徴です。ヤノマミとは、ヤノマミ語で人間という意味になります。彼らの主な食物は、動物の肉・魚・昆虫・キャッサバなどになります。調味料としての塩が存在しないので、極端に塩分が少ないことで有名です。彼らはまた、世界で最も低血圧な部族として有名なのです。最高血圧は100mmHg前後、最低血圧は60mmHgです。調味料と血圧は、これに密接な関係があると考えられています。このことから、日常生活における醤油や味噌を用いた日本では、調味料としての食塩の摂取下限はないと考えられています。