薬物療法から見た高血圧4

薬物療法から見た高血圧4

日本が定める高血圧治療ガイドラインにおいては、2004年版の中で、高齢者高血圧もまた、140/90mmHg未満までの降圧が必要であると、変更されています。慢性腎臓病を合併している高血圧の場合、その治療に関しては、2008年に日本腎臓学会と日本高血圧学会より、共同でのガイドラインが発表されています。高血圧治療においての最初の選択薬は、レニン-アンジオテンシン系抑制薬と決められました。また、第2の選択肢としては、利尿薬やCa拮抗薬、そして第3の選択肢としては、Ca拮抗薬か利尿薬だと定義されています。妊娠している人の場合、降圧薬にはほとんど催奇形性があることから、ヒドララジンかアルファメチルドーパの限定使用が決められています。アルファブロッカーの場合、基本的には使われることはありません。しかし、前立腺肥大症を合併している患者などの場合では、有効だとも言われています。アルファブロッカーは、近年における大規模な臨床試験では、一番古典的な降圧薬としている降圧利尿薬よりも、脳卒中や心不全への予防効果が劣ることとして証明されています。欧米の治療ガイドラインでは、既に最初の選択薬より外されているのです。