薬物療法から見た高血圧1

薬物療法から見た高血圧1

高血圧の治療方法として、多く採用されているのが薬物療法です。何もリスクがない患者の場合、コストが比較的安く済む「利尿薬(尿量を増加させる作用を有する薬物の総称)」や、「カルシウム拮抗薬(血管の平滑筋にあるカルシウムチャネルの機能を阻害して、血管拡張作用を示す薬剤)」を一番最初の選択肢とします。60歳未満においては、ACE阻害薬やアンジオテンシンII受容体拮抗薬、またはベータ遮断薬なども、使われています。降圧利尿薬は、古典的ともされる降圧薬になります。低カリウム血症や耐糖能悪化、または尿酸値上昇などにおいての副作用があるにもにも関わらず、近年の大規模な臨床試験の結果では、アンジオテンシン変換酵素阻害薬であるACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、Ca拮抗薬などの、新しい世代とされる降圧薬に負けないとされています。脳卒中や心筋梗塞の予防効果も証明されていることから、米国においては最初の選択薬として多く使われています。降圧利尿薬はまた、痛風の患者には使ってはいけないと言われています。緑内障を発症する割合を高めることとしても知られています。