どのような時が高血圧になるのか?1

どのような時が高血圧になるのか?1

血圧は、非常に変動しやすい性質にあります。よって、実際に「高血圧」と診断するためには、少なくとも2回以上の、全く異なる機会での血圧測定値が必要です。この測定に基づいて行われて、初めて高血圧だと断定出来るわけです。近年において、家庭用の血圧計が大変普及しています。しかしながらも、家庭での自分自身で測定した血圧値の方は、診察室において、医師や看護師の基で測定した血圧値よりも、将来的な「脳卒中(脳動脈の障害によって急激に意識を失って倒れ、運動や言語などの障害が現れる疾患の総称)」や「心筋梗塞(心臓の冠状動脈にある血栓などによって閉塞が生じ、急激な血流の減少によって酸素と栄養の供給が止まり、心筋が壊死してしまう病態)」の予測には有効であると、疫学調査結果においての報告が多くなされています。医師や看護師のいる診察室での血圧測定は、医師による測定では本来の血圧より高くなる現象を指す「白衣高血圧」や、普段は高血圧にも関わらず、診察室においては正常血圧となってしまう現象を指す「仮面高血圧」が生じやすくなっているのです。だからこそ、病院での正式な検査が、必ずしも本来の血圧値を反映しているとは限らないという考え方が、現在において主流となっているのです。