高血圧の合併症「腎臓疾患」1

高血圧の合併症「腎臓疾患」1

高血圧の合併症の1つに、腎臓疾患があります。「腎臓」とは、泌尿器系の器官の1つになります。肝腎という言葉が表す通り、非常に重要な臓器となっています。腎臓の主とした役割としては、血液からの老廃物や、余分な水分の濾過(ろか)や尿によっての排出、体液における恒常性の維持になります。腎臓の「糸球体(しきゅうたい、脊椎動物の腎臓のネフロンでボーマン嚢に囲まれた毛細血管の塊であり、腎臓循環の輸入細動脈から血液が流れ込むもの)」は、「細動脈(さいどうみゃく、細い動脈であり、毛細血管になる前に存在する血管)」の束になったものです。細動脈は、抵抗血管とも呼ばれており、全身の血圧の維持と関係があります。高血圧症が持続すると、細動脈は最初に機能的に、そして次に、器質的に狭窄していく高血圧によって、傷害される仕組みになっています。また、糸球体高血圧が「レニン―アンギオテンシン系(血圧や細胞外容量の調節に関わるホルモン系の総称)」を賦活するため、血圧をより上昇させます。レニン―アンジオテンシン系は、血圧低下や循環血液量の低下に伴って活性化される構造を有しています。