高血圧の合併症「心臓疾患」3

高血圧の合併症「心臓疾患」3

高血圧の合併症の1つとして、心臓疾患が挙げられます。その中でも特に代表的なものとしては、「心肥大(しんひだい、心臓が普通より大きくなった状態)」や「心不全(しんふぜん、心臓の血液拍出が不充分であり、全身が必要とするだけの循環量を保てない病態)」があります。このような病態となるに至る原因は、問われることはなく、端的に考えると心臓の収縮力が低下した状態であるということです。高血圧の状態が持続すると、心臓が行うべき仕事量が増えてしまい、心筋が肥大してきてしまうのです。この肥大した心筋が、高血圧の負荷によってより拡張し、最終的には心不全へと至ってしますのです。また、この肥大した心筋は、冠動脈(大動脈起始部のバルサルバ洞から起こり、心筋に酸素を供給する動脈)からの血流が減少することから、虚血(きょけつ、動脈血量の減少による局所の貧血)状態に陥りやすく、「不整脈(心拍数やリズムが一定でない状態)」や「虚血性心疾患(冠動脈の閉塞や狭窄などによって、心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称)」の大きなリスクとなる得るのです。