高血圧の合併症「心臓疾患」1

高血圧の合併症「心臓疾患」1

高血圧の合併症の1つとして、心臓疾患が挙げられます。その中でも特に代表的だと考えられているのは、冠動脈の閉塞や狭窄などによって、心筋への血流が阻害されることにより、心臓に障害が起こる疾患の総称である「虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)」です。具体的に言うと、「心筋梗塞(しんきんこうそく、心臓が栄養としている冠動脈の血流量が下がることにより、心筋が虚血状態になって壊死してしまう状態)」や「狭心症(きょうしんしょう、心臓の筋肉に酸素を供給している冠動脈の異常により、一過性の心筋の虚血のために起こる、胸痛や胸部圧迫感などの主症状)」などの、冠動脈(かんどうみゃく、大動脈起始部のバルサルバ洞から起こり、心筋に酸素を供給する動脈)が硬化することによって、心筋への血流が阻害されるときたす、心筋障害の疾患群のことです。高血圧は、虚血性心疾患において、重大な危険因子であることは間違いありません。この時に、高コレステロール血症・喫煙・糖尿病・肥満などの関与もあると考えられています。