高血圧の合併症「脳血管障害」1

高血圧の合併症「脳血管障害」1

高血圧の合併症である脳血管障害の中でも、特に代表的と考えられているのが「脳卒中(のうそっちゅう)」です。脳卒中は、頭蓋内の出血を一般的に総称した「脳出血」と、脳への栄養を運ぶ動脈の閉塞や狭窄のため、脳虚血に陥ったことにより、脳組織が酸素や栄養不足のために、壊死か壊死に近い状態になる「脳梗塞」、そして脳を覆う3層の髄膜のうち、2層目のクモ膜と、3層目の軟膜の間の空間であるクモ膜下腔に出血が生じたことにより、脳脊髄液中に血液が混入した状態である「クモ膜下出血」とに分類することが出来ます。脳出血は、脳内への出血と脳周囲への出血とに分けることが出来ます。脳梗塞の場合、それに関連した諸症状においても、脳梗塞と一緒にすることがあります。クモ膜下出血は、全脳卒中のおよそ8%を占めることで知られており、突然死における6・6%が、これに該当すると言われています。クモ膜下出血は、高齢者よりも、壮年期の人に多くなっています。また、1度起こると、再発しやすいという特徴も有しています。