高血圧の人のための運動療法を知る

高血圧の人のための運動療法を知る

高血圧の人のための「運動療法(運動を行うことで、障害や疾患の治療を行う療法)」は、1週間あたりの総運動時間、または総消費カロリーで設定することが適切であると考えられています。具体的には、1回の運動時間を長く設定して、1週間の運動回数を減らすか、運動強度を低く設定して、1週間の運動回数を増やすなどの設定を、個人に合わせて考えることが出来るわけです。こうした運動を実施する上での注意点としては、準備・整理運動は充分に行うこと、そしてメディカルチェックを受けて、「虚血性心疾患(冠状動脈に狭窄・閉塞が生じ、心筋への血流・酸素供給が阻害されることによって起こる、心疾患の総称)」や「心不全(心臓のポンプ機能が低下して、肺や全身に必要な量の血液を送り出せなくなった状態)」などの心血管合併症がないことを確認します。また、運動療法の可否を確認した後に、個人の基礎体力・年齢・体重・健康状態などを踏まえて、運動量を設定する必要があるので注意が必要です。さらに、高血圧症の改善には、運動療法だけでなく、食塩摂取量やアルコール摂取量の制限、禁煙などとの併用療法が、もちろんより効果的だと考えられています。