高血圧症の概要

高血圧症の概要

高血圧症は、沈黙の殺人者と呼ばれることがあります。これは、静かにゆっくりと忍び寄り、そしてある日突然、「心臓病(冠血管や心膜である心嚢の病気も含まれる、心疾患ともいい、心臓の病気の総称)」や「脳卒中(脳出血・蜘蛛膜下出血・脳梗塞など、脳動脈の障害により急激に意識を失って倒れ、運動・言語などの障害が現れる疾患の総称)」などによって、死に至らしめるられることがあります。そのような怖い症状が、高血圧なのです。血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管である動脈(一般に血管壁が厚く、弾力性に富み、心臓の鼓動に一致する脈拍をもつ、血液を心臓からからだの各部分へ送り出す血管)の壁に与える圧力のことを言います。心臓は、収縮と拡張を繰り返して、血液を送り出しています。こうして、心臓の収縮によって、血圧が最も高くなった時を「収縮期血圧(一般的に呼ばれる上の血圧)」、心臓の拡張によって、最も低くなった時を「拡張期血圧(下の血圧)」と呼んでいます。