高血圧と食生活の歴史1

高血圧と食生活の歴史1

私たち人類が、「穀物(米・麦・粟・稗・豆・黍の類で、人間がその種子などを常食とする農作物)」や「砂糖(蔗糖を主成分とする天然甘味料)」などを摂取するようになったのは、稲畑技術などが確立された2千年ほど前にさかのぼります。それにも関わらず、実は人類や動物の基本設計は、何万年も前にとっくに出来上がっていたのです。だからこそ、人間の身体というものは、元来、炭水化物や糖分を日常的に摂取出来る環境にはありませんでした。つまり、そのような、ある意味でのご馳走は、食べられないという設計図が身体に敷かれているわけです。もしも人に知られていない孤島で、1人で暮らす場合、普通に生活すると考えて食べられるものは、主として動物の肉や魚になるでしょう。または、木の実や季節によってのフルーツなどになります。フルーツに含まれる糖分は、時々しか食べることの出来ない、特別なものになるはずです。ちなみに砂糖は、原料から分けると、サトウキビから得られる甘蔗糖、サトウダイコンから得られる甜菜糖(てんさい)のほか、やし糖・かえで糖などがあり、製法から分けると、上白糖・グラニュー糖などになります。