心臓病も高血圧が原因で起こるのか?

心臓病も高血圧が原因で起こるのか?

心臓は、収縮と拡張を交互に繰り返して、静脈から戻ってくる血液を動脈に押し出し、全身に送るポンプの働きをする、血液循環の原動力となる器官です。人間の場合、その大きさは握りこぶし大になります。位置的には、胸腔内の横隔膜のすぐ上、やや左側にあって、3層の膜に包まれており、内腔は隔壁・弁膜によって、左右の心房・心室の4部分に分かれているのです。この心臓には、酸素と栄養を運ぶ冠動脈がありますが、これが硬くなってしまうことによって、血液の流れが悪くなってしまうのです。そこに血の塊が出来やすくなり、血管が次第に詰まっていき、心臓の筋肉である「心筋」が血液不足に陥ります。こうして引き起こされる病気が、「虚血性心疾患(冠状動脈に狭窄・閉塞が生じて、心筋への血流・酸素供給が阻害されることによって起こる、心疾患の総称)」の「狭心症(心臓部の締めつけられるような一過性の痛みを主症状とする病気)」や、「心筋梗塞(心臓の冠状動脈の血栓などによる閉塞、急激な血流の減少によって、酸素と栄養の供給が止まり、心筋が壊死した病態)」になるわけです。