どのぐらいの人が高血圧に悩んでいるのか?2

どのぐらいの人が高血圧に悩んでいるのか?2

高血圧は実は、一昔前にはそれほどメジャーな病気ではありませんでした。なぜなら、1955年当時においては、高血圧症で適切な医療機関に受診している人の割合は、人口10万に対して、たった61人しかいなかったそうです。戦後も手伝って、食料問題や、なかなか医者にかかれないという事情も含まれているかもしれませんが、少なくともこの時高血圧は、恐れるべき対象にはなかったはずです。しかしながらも、1975年には、その人数を475人として、一気に増えていきます。そして2005年では、513人となっています。2006年には、国民健康・栄養調査が行われており、「降圧薬(収縮期血圧が140mmHg以上か、拡張期血圧が90mmHg以上の場合に、その血圧を低下させる目的で用いられる治療薬)」を飲んでいる人は、高血圧症の中で、およそ2割になっています。厚生労働省が試算した、健康日本21によりますと、国民の血圧が平均で2mmHg下がれば、脳卒中による死亡者は、約1万人減るそうです。これには、日常的に生活に支障をきたす恐れがある人の数も、3500人減ると考えられています。また、循環器疾患全体では、2万人の人が死亡することを防げるとも言われているのです。