高血圧における基本的な知識1

高血圧における基本的な知識1

血圧は、その言葉が示す通り、血管の中を流れている血液が、血管壁に与える圧力のことを言います。血液は、心臓のポンプ作用によって、全身の血管に押し出されているのです。心臓が収縮して、血液を送り出す時には、血圧が最も大きくなります。この場合の血圧を、「収縮期血圧・最高血圧」と呼んでいます。そして、それとは反対に、心臓が拡張する時の血圧は最小となります。この場合の血圧を、「拡張期血圧・最低血圧」と呼んでいるわけです。血圧が少し高い程度では、ほとんど自覚症状がないとされています。しかしながらも、高血圧状態を長期間放置すると、動脈硬化を招くのです。脳卒中などの脳血管疾患だけでなく、心臓病や腎疾患など、多種の疾病を引き起こす可能性が出ます。日本高血圧学会が、高血圧治療ガイドラインン2009において、高血圧の基準値を定めています。診察室血圧値で、140/90mmHg、家庭血圧で、135/85mmHgであり、これ以上の場合には、高血圧として治療の対象になるわけです。