薬物療法から見た高血圧2

薬物療法から見た高血圧2

「糖尿病(血液中のグルコース濃度である血糖値が病的に高い状態を指す病名)」や「腎障害」を有している患者の場合、ACE阻害薬やAII拮抗薬が最初に使われますが、前述した病気にさらなる合併症が存在する時、130/80mmHg未満という、より厳格な降圧が必要とされます。よって、長時間作用型であるCa拮抗薬の併用もまた、不可欠となってきます。特に腎障害が高度な場合、ACE阻害薬やアンジオテンシンII受容体拮抗薬は、使うべきではないとされています。用いることができない。「心不全(心臓の血液拍出が不充分の状態で、全身が必要とするだけの循環量が保てない病態)」を有する患者の場合、ループ利尿薬だけでなく、ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬との併用が、有効だと考えられています。近年においては、ベータブロッカーを少量だけ追加したり、K+保持性利尿薬も良いとの医学的根拠に基づく報告が、多くなされてきています。