高血圧の合併症「代謝内分泌疾患」2

高血圧の合併症「代謝内分泌疾患」2

代謝内分泌疾患のうち、高尿酸血症におけるグルコースは、リン酸化されて、グルコース―6―リン酸となり、細胞内に一時的に留まると、それからゆっくりと解糖されていきます。それに対して、アルコールや果糖の代謝となると、急速に解糖と乳酸の生成が急速に進み、アシドーシスへとなることもあります。これは尿酸の排泄や析出に影響を与えて、痛風を起こす因子になる可能性があります。果糖はまた、果物を常識的な量で摂っている場合は問題ありませんが、工業的に作られた果糖を、例えば清涼飲料水などから大量に摂取すると、異常が発生することが少なからずあります。まれな例としては、先天性の原因に、レッシュ・ナイハン症候群(HGPRT欠損症)、アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(APRT欠損症)が報告されています。APRT欠損症の場合、後天性の原因として考えられるのが、利尿薬やアスピリンなどの薬物や、悪性腫瘍などが挙げられます。具体的には、高尿酸血症を発症する患者は、尿酸の排泄が低下している患者と、産生が亢進している患者とに分類されます。