高血圧の合併症「腎臓疾患」2

高血圧の合併症「腎臓疾患」2

腎臓は、左右それぞれに対して、およそ100万個のネフロンによって構成されています。この組織が、尿の生成や細胞外液中の水、そして電解質などの濃度を調節する働きを有しているわけです。具体的には、体液量、浸透圧、pHを一定に保っています。高血圧によって阻害された腎臓の糸球体が廃絶すると、再生することはありません。以上のことから、糸球体障害は残存糸球体への負荷をより強めてしまうわけです。最終的には、腎不全の状態に陥ります。こうなると、「人工透析(とうせき)」を受ける必要があり、社会的・経済的な負担は大きいと言えるでしょう。人工透析とは、医療行為の1つになります。腎臓の機能を、人工的に代替することを指します。正式名称は、血液透析療法になります。「腎不全(じんふぜん、腎臓機能が正常時の30%を下回った状態)」になった患者は、尿中に排泄される尿素やその他の廃棄物が血液中に残存する尿毒症に注意する必要があります。外的な手段として、血液の老廃物除去、電解質維持、水分量維持を行わなければならないのです。だからこそ、腎臓疾患の進展予防は大変重要だと考えられています。