高血圧の合併症「心臓疾患」2

高血圧の合併症「心臓疾患」2

近年においては、腹部内臓型肥満に合併した高血圧や、高トリグリセライド血症、「耐糖能異常(たいとうのういじょう、75g経口ブドウ糖負荷試験において、正常型と糖尿病型のいずれにも含まれない群)」などが、冠動脈疾患のリスクであると考えられるようになりました。冠動脈疾患は、急性冠症候群とも呼ばれ、急激な冠動脈狭窄によって生じた3つの病態を包括した名称になります。具体的には、心筋壊死に陥らなかった症例があり、CK―MBは軽度上昇のみである「不安定狭心症」、心筋壊死に陥った症例があり、CK―MBは高度上昇の「急性心筋梗塞」、「虚血性心臓性突然死」があります。これは、メタボリック症候群としても注目されているのです。メタボリックシンドロームは、代謝症候群やメタボとも省略して呼ばれ、内臓肥満・腹部肥満である内臓脂肪型肥満、高血糖・高血圧・脂質異常症のうち、2つ以上が合併した状態のことを言います。以前よりあったシンドロームX、死の四重奏、インスリン抵抗性症候群、マルチプルリスクファクター症候群、内臓脂肪症候群などの病態を、統合整理してこう呼ばれるようになりました。