高血圧の合併症「脳血管障害」2

高血圧の合併症「脳血管障害」2

高血圧の合併症である脳血管障害において、特に重要視されているのが、脳卒中です。脳卒中の中でも、高血圧と非常に関連が深いのは、脳出血と脳梗塞であると考えられています。脳出血は、高血圧と最も深く関連しています。しかしながらも、近年においては、降圧薬治療が上手に行われるようになったことから、その頻度は減少してきているそうです。そうした一方で、脳梗塞の頻度は、逆に増加しており、その発症年齢もまた、高齢化しています。脳卒中の結果として、片麻痺・失語症・認知症など、寝たきりの原因となりやすい後遺症が残ることがあります。そのため、社会的・経済的観点からも、高血圧の予防は非常に重要であると言えるでしょう。また、脳卒中の発症を予測する上では、収縮期血圧が、性や人種には関係なく、脈圧・拡張期血圧などに比べると、最も重要な因子であると考える報告もされています。この論文は、高血圧のアメリカンジャーナルの、2007年3月号に掲載されています。さらには、日本人の中でも、収縮期血圧だけが脳卒中や心筋梗塞の、長期的なリスクの評価指標に適しているとも、考えられているそうです。