高血圧で起こり得る合併症

高血圧で起こり得る合併症

「高血圧(血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態)」の状態が持続すると、強い圧力の血流が、動脈の内膜に「剪断応力(せんだんおうりょく、物体内部のある面の平行方向に、滑らせるように作用する応力)」を加えると、それと同時に、血管内皮から血管収縮物質が分泌されることによって、血管内皮が障害されることになります。この修復過程において、「粥腫(アテローム)」が形成されます。病理学においてのアテロームは、コレステロールや中性脂肪などの脂質、カルシウムや、そのほかの様々な線維性結合組織を含んだ、ほぼマクロファージと呼ばれる細胞や、細胞の死骸から構成された動脈血管内での蓄積物であり、またその固まりになります。これは「動脈硬化(動脈が肥厚して、硬化した状態が動脈硬化となり、これによって引き起こされた様々な病態)」の原因になります。慢性的疾患は大きく分けて、脳血管障害、心臓疾患、腎臓疾患、血管疾患の4つになります。高血圧によって生じた動脈硬化の結果により、様々な合併症が発生するわけです。