二次性高血圧の原因となる疾患2

二次性高血圧の原因となる疾患2

二次性高血圧の原因となる疾患の1つとして、11―ベータHSDの異常から起こり得る常染色体劣性遺伝疾患である「AME症候群」があります。また、血清中のカリウム濃度が低い状態である「低カリウム血症」や、呼吸以外の代謝によって水素イオンを喪失するなどして起こる、アルカローシスのことである「代謝性アルカローシス」になり得る常染色体優性の遺伝性高血圧症である「Liddle症候群」もまた、これに含まれます。さらに、副腎皮質(アルドステロンとコルチゾールのそれぞれに含まれる鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドの生産を通して、ストレス反応を調停する副腎の周囲に位置する部分)の腫瘍より、副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの1種であるコルチゾールが過剰に分泌されるために生じる「クッシング症候群(慢性の糖質コルチコイド過剰による症候群)」があります。そして、副腎髄質や神経節の腫瘍から、アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌されるために起こる「褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ、腫瘍組織型の1つであり、副腎髄質や傍神経節から発生するカテコールアミン産生腫瘍)」があります。