二次性高血圧の原因となる疾患1

二次性高血圧の原因となる疾患1

二次性高血圧の場合、明らかな原因疾患があって生じる高血圧のことを指します。具体的に挙げていくと、まずは副腎皮質の腫瘍から、アルドステロンが過剰に分泌されることによって起こり得る「原発性アルドステロン症」です。原発性アルドステロン症は、副腎皮質の病変によって、血中のアルドステロン濃度が上昇する病気です。名称は、報告者の名前を取って、Conn(コン)症候群とも呼ばれています。また、甘草の根に含まれる有効成分であるグリチルリチン酸によって、11―ベータHSD2活性が抑制されて、副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの1種であるコルチゾールの代謝阻害が起こり、コルチゾールの残存が生じます。そして、ミネラルコルチコイド受容体刺激となり得る「偽性アルドステロン症」に至るのです。偽性アルドステロン症は、副腎より分泌されるホルモンである「アルドステロン(血液におけるナトリウムとカリウムのバランスを制御するために、副腎皮質の球状帯から分泌されているステロイドホルモン)」が、過剰に分泌していないにも関わらず、過剰に分泌しているかのような症状を示すことを言います。