二次性高血圧とは何か?2

二次性高血圧とは何か?2

腎血管性高血圧症の原因としては、内因性として、「線維筋性異形成」、「大動脈炎症候群」が考えられます。また、腎動脈が厚くなることを肥厚すると表現しますが、この腎動脈が肥厚して血管腔を狭窄することにより起こるのが「動脈硬化症」があります。そして外因性としては、腫瘍による腎動脈の圧迫である「腎細胞癌(腎臓に発生する悪性腫瘍の1つ)」、偽腔の血腫が腎動脈を圧迫狭窄する「解離性大動脈瘤(3層構造を作っている大動脈の中でも、真ん中の層の膜に何らかのきっかけによって、血流が入り込んでしまい、層構造が別々に剥がれていく疾患)」があります。原因の統計としては、線維筋性異形成が40%、動脈硬化症が25%、大動脈炎症候群が20%になります。この統計から分かるように、その原因のほぼ9割が、線維筋性異形成・動脈硬化症・大動脈炎症候群によって占められているわけです。血圧高値としては、若年高血圧、高齢者の中で、急速な血圧上昇をきたすものであり、降圧薬によるコントロールが困難なものに関しては、腎動脈狭窄だけではなく、二次性高血圧を疑った精査が必要になります。また、腎糸球体の障害によって起こる「腎実質性高血圧」も、二次性高血圧の1つに含まれています。