二次性高血圧とは何か?1

二次性高血圧とは何か?1

高血圧の分類の1つである「二次性高血圧」の場合、明らかな原因疾患を有していることによって生じる高血圧のことを指します。それぞれ、具体的な疾患が原因となっていることが多いのです。また、頻度は少ないものの、手術などによって完治する確率が高いことが特徴のため、診断はとても重要であると考えられています。順に挙げていくと、まずは先天性心疾患の「大動脈縮窄(だいどうみゃくしゅくさく)」です。大動脈縮窄は、臨床的に大動脈縮窄複合と単純性大動脈縮窄とに分類されます。そして、腎動脈の狭窄を有していて、血流量の減った腎臓において、「レニン(アンジオテンシノーゲンのペプチド結合を分解してアンジオテンシンIを合成するタンパク質分解酵素の1種)」の分泌が亢進することで起きる「腎血管性高血圧症(じんけっかんせいこうけつあつしょう)」です。腎血管性高血圧症は、腎血流に何らかの異常が起き、低下した結果、全身が低血圧状態にあると勘違いした腎臓の、濾過装置である糸球体の傍にあって、主として尿量の調節を行う傍糸球体装置が、血圧を上昇するためのホルモンであるレニンを分泌して、レニン―アンジオテンシン系が亢進することにより、高血圧の状態となるのです。