本態性高血圧症とは何か?1

本態性高血圧症とは何か?1

高血圧の分類の1つに、「本態性高血圧」というものが存在します。これは、原発性高血圧とも呼ばれ、高血圧の原因が単一的ではなく、両親から受け継いだ遺伝素因に加えて、生後の成長過程や加齢の過程における食事やストレスなどの、様々な生活習慣が複雑に絡み合うことにより、起こり得る病態になります。一般的には、モザイク説とも呼ばれています。高血圧を持つ患者の、およそ9割以上が本態性高血圧になります。本態性高血圧の中でも、特に食塩摂取によって惹起される高血圧症のことを、「食塩感受性高血圧」と言います。食塩感受性高血圧は、遺伝的素因と食塩摂取過剰の両方を兼ね持つものであり、本態性高血圧の1部を占めているのです。高血圧の原因としては、生活習慣のほかにも、何らかの要因のない本態性高血圧と、他の疾病に随伴した二次性高血圧があります。二次性高血圧の場合は、具体的に「原発性アルドステロン症(副腎皮質の病変によって血中のアルドステロン濃度が上昇する病気)」、「腎血管性高血圧(腎臓の血管障害に起因する高血圧症)」などがあります。