高血圧の原因3

高血圧の原因3

塩分を過剰に摂った場合、血中のナトリウムの濃度を一定に保つため、水分量もそれに合わせて保持されることになります。全体としては、細胞外液量が過剰になるわけです。これを、ハイパーボレミアと言います。腎臓において、ナトリウム排泄能力を超えて、塩分を摂取してしまった場合、前述したようなメカニズムで、体液量が増加します。よって、高血圧を引き起こすわけです。ナトリウムの過剰によって、高血圧になりやすい遺伝素因が生まれることも報告されています。ストレス・肥満・飲酒などにおいても、高血圧の発症に大きく関わってきます。血圧反射機能の障害もまた、高血圧になりやすくなっています。食塩感受性高血圧の病態では、諸説存在しています。名古屋市立大学医学部の木村玄次郎教授の場合、摂取したナトリウムを腎臓から排泄し切れなくなり、夜間に腎臓でナトリウム排泄のため、多くの血流を必要とします。これは、夜間高血圧と言われています。夜間高血圧では、ナトリウム排泄を促進する利尿剤を投与することによって、そのタイプが変化していくことが認められています。この時のナトリウム排泄が、食塩感受性の有無を規定する因子の1つだと考えられています。