高血圧において注意すべき事項2

高血圧において注意すべき事項2

糖尿病患者の場合はまた、起立性「低血圧(血圧が正常範囲を下回っている状態)」の症例がしばしば見られます。高血圧は、日本高血圧学会によって明確な基準が示されていますが、低血圧には基準が存在していません。主として、収縮期血圧にあたる上の数値において、80mmHgを下回ると、低血圧の症状(頭痛、めまい、全身倦怠感、片頭痛、不眠、朝起きの不良、食欲不振、吐き気、下痢、便秘、腹痛、動悸、息切れ、不整脈、発汗、冷え、乗り物酔い)が強く出やすいと言われています。この時は、座位だけでなく、臥位や立位でも血圧を測定することになります。さらに、上腕での血圧測定の結果でも、左右の血圧差が生じることがあります。こうした血圧差の原因は、上腕動脈や鎖骨下動脈の病変から起こると考えられています。血圧差が、10mmHg以上の患者は、病変の主座に応じて心臓病と血管疾患とに分かれている「心血管疾患」による死亡リスクが、特に高くなると言われています。ちなみに、家庭で測定を行う場合には、高い側の腕で測定を行うことが良いと推奨されています。