「仮面高血圧」とは何か?2

「仮面高血圧」とは何か?2

診察室などにおいて、医師や看護師に測定して貰った時の血圧値は正常血圧であるのに対して、家庭や職場において、自分自身で測定した血圧値が高血圧となる場合にあたる仮面高血圧では、これまで高血圧の指摘を一切受けてきたことがない、未治療の人の中で見られることと、高血圧治療を受けていても、降圧薬(高血圧治療薬)の持続が短いことから生じてしまうこととがあります。前者は、例えば職場などでストレスの多い中では、高血圧となることが多く、健康診断などのストレスから解放されている時には、正常血圧に戻るという現象を指します。これは、職場高血圧と言われています。それに加えて、睡眠中にも関わらず血圧が下降せずに、高いまま早朝まで持続してしまう人もここに属しています。このような症状の人を、ノン・デイッパーと称しています。ノン・デイッパーは、睡眠時において、呼吸停止や低呼吸になる病気である「睡眠時無呼吸症候群」の人に多いと考えられています。仮面高血圧において気を付けなければならないことは、正常血圧に比べて、約3倍も「脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血に代表される脳の病気の総称)」や「心筋梗塞(心臓が栄養とする冠動脈の血流量が下がって、心筋が虚血状態になることで壊死してしまう状態)」になりやすいということです。